日本の住宅の種類:アパート・マンション・団地・URの違い(2026年版)
吉峯 伊吹(株式会社affarah) · 2025-11-29
この記事は英語版の記事を翻訳したものです。 英語版の記事
要点: 日本でどのような住宅を選ぶべきかは、主にご予算、生活音への許容度、在留資格や入居審査の状況の三つによって決まります。日本の不動産用語では、アパートは木造や軽量鉄骨造の2〜3階建ての建物を指し、家賃は安めですが遮音性は高くありません。マンションは鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の中高層の建物を指し、遮音性に優れる一方、家賃や管理費は高めです。UR賃貸住宅や団地は、公的または準公的な大規模集合住宅で、礼金が不要で間取りが広いことが特徴です。
住宅の種類別 比較表
| 住宅の種類 | 構造 | 月額家賃 | 遮音性 | 外国籍の方の入居審査 | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|---|
| アパート | 木造・軽量鉄骨造 | 低め(5万〜9万円) | 低い(足音や話し声が聞こえやすい) | 比較的通りやすい | 学生、予算重視の単身者、短期滞在の方 |
| マンション | 鉄筋コンクリート造(RC・SRC) | 中〜高(9万〜30万円以上) | 非常に高い | 貸主によって異なる | 会社員、ご夫婦、ご家族 |
| UR賃貸住宅 | 鉄筋コンクリート造(RC) | 中程度(7万〜18万円) | 高い(コンクリートの床・壁) | 公表された基準で審査(基準は明確) | 長期居住の方、ご家族、礼金を払いたくない方 |
| 団地(公営住宅など) | コンクリートパネル・RC造 | 低め〜中程度(4万〜9万円) | 中〜高 | 比較的通りやすい | 費用を抑えて長く住みたい方 |
| シェアハウス | さまざま | 低め(光熱費込みで4万〜7万円) | 物件による | 非常に通りやすい(入居までが早い) | 来日直後の方、短期滞在の方 |
1. アパート:家賃を抑えやすい木造・軽量鉄骨造の住宅
日本のアパートは、一般的に木造または軽量鉄骨造の2階建て程度の建物です。
主な特徴
- 家賃: 同じエリアのRC造マンションと比べて、15〜30%ほど安いことが一般的です。
- 初期費用: 礼金が低めに設定されていることが多く、貸主が交渉に応じてくれる場合もあります。
- 遮音性: 高くありません。 上の階の足音、引き戸の開け閉め、洗濯機の音などが聞こえることがあります。
- 断熱性: 木造の建物は冬は寒く夏は暑くなりやすいため、冷暖房の電気代が高くなる傾向があります。
お部屋選びのヒント: 家賃を抑えるためにアパートを選ぶ場合は、最上階の角部屋を選ぶと、上の階と片側の隣室からの生活音を避けられます。
2. マンション:鉄筋コンクリート造(RC造・SRC造)の住宅
英語の「mansion」は豪邸を意味しますが、日本のマンションは、**鉄筋コンクリート造(RC造)または鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)**の中高層の集合住宅を指します。
主な特徴
- 建物: 3階建てから50階建て以上まであり、オートロック、エレベーター、宅配ボックス、敷地内のゴミ置き場などが備わっています。
- 遮音性: 非常に高いです。 厚いコンクリートの壁や床が振動を吸収するため、夜勤のある方、音楽を楽しむ方、小さなお子さまのいるご家庭にも向いています。
- 防犯性: 新しいマンションには、防犯カメラ、暗証番号式のキー、ダブルロックの玄関ドアなどが備わっています。
- 家賃: 月額家賃が高めで、さらに毎月管理費・共益費(7,000円〜25,000円程度)がかかります。
3. UR賃貸住宅と公営の団地
団地とは、戦後の高度経済成長期に建設された大規模な集合住宅を指します。古い公営団地は都道府県や市区町村が管理していますが、UR賃貸住宅(独立行政法人都市再生機構)は、改修が進み、専門的に管理されている集合住宅です。
外国籍の方にURが選ばれる理由
- 礼金、仲介手数料、保証会社の保証料がいずれも不要です。
- 公表された基準に基づく公平な審査:有効な在留資格と収入の証明があれば、貸主個人の判断で断られることはありません。
- 2LDKや3LDKなど広めの間取りが多く、室内もリフォームされています。
- 家賃や収入基準の詳細は、UR賃貸と民間賃貸の比較をご覧ください。
4. 外国籍の方の入居審査:借りやすいのはどの住宅か
外国籍の方の入居審査の通りやすさ:
シェアハウス(最も通りやすい)──► UR賃貸 ──► 外国籍可のマンション・アパート ──► 一般の個人貸主(厳しい)
└─ 保証人不要 └─ 収入基準が明確 └─ 保証会社の利用が必要 └─ 日本人の保証人を求められることが多い
すぐに入居可能 貸主の拒否なし 貸主の承諾が必要 断られる割合が高い
民間のアパートやマンションを借りる場合、お申し込みは次の三者によって審査されます。
- 不動産会社(仲介業者)
- 保証会社 — 連帯保証人と保証会社の違い(英語)もご覧ください
- 貸主(大家さん)
個人の貸主は、差別に当たらない範囲でさまざまな理由からお申し込みを断ることができるため、一般の民間賃貸では、外国籍の方の最初のお申し込みが断られる割合が30〜50%程度に上ることもあります。UR賃貸住宅やシェアハウスでは、貸主の判断で断られることはありません。
5. チェックリスト:どの種類の住宅を選ぶべきか
- 月々のご予算が7万円未満ですか? 最上階のアパートやURの団地がおすすめです。
- 在宅勤務をされる方、静かな環境で眠りたい方ですか? RC造・SRC造のマンションがおすすめです。
- 日本人の保証人がいない、または日本でのクレジット履歴がありませんか? UR賃貸住宅やシェアハウスをご検討ください。
- 配偶者やお子さまと一緒に引っ越されますか? URの2LDK・3LDKや、公園の近くのRC造マンションがおすすめです。
よくあるご質問
物件情報にある「RC造」と「SRC造」の違いは何ですか?
RC造は鉄筋コンクリート造、SRC造は鉄骨鉄筋コンクリート造のことです。どちらも遮音性と耐震性に優れており、SRC造は10階建てを超えるタワーマンションなどに多く用いられます。
礼金はどの住宅でもかかりますか?
いいえ。UR賃貸住宅とシェアハウスでは礼金はかかりません。民間のアパートやマンションでも、特に引っ越しの閑散期(5月〜8月)には「礼金ゼロ」とする物件が多くあります。
東京近郊で外国籍の方が入居しやすい物件をお探しですか?
Affarahでは、礼金なしの物件や、外国籍の方の入居可否を事前に確認した物件を、英語でのサポートとあわせてご紹介しています。お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。