日本の不動産会社への問い合わせ方とテンプレート
吉峯 伊吹(株式会社affarah) · 2026-05-10
この記事は英語版の記事を翻訳したものです。 英語版の記事
不動産会社から無視されているように感じても、それはたいてい個人的な理由ではありません。仕組みの問題です。
不動産会社には、対応のしようがないメッセージがたくさん届きます。
「東京で安い部屋はありますか?」
「近いうちに引っ越すかもしれません。」
「物件をいくつか送ってもらえますか?」
日本では、次の三つの質問にはっきり答えている問い合わせに、最も早く返信が来ます。
- 本気で探しているか(すぐに内見できるか)?
- 入居審査に通りそうか?
- 今すぐ日程を決められるか?
この記事では、今日からそのまま使える、シンプルな進め方とテンプレートをご紹介します。
東京都の公式の住まいに関するFAQでは、入居までに1〜2か月かかる部屋もあるため、問い合わせの段階で入居日を確認することを勧めています。 TOKYO CAREER GUIDE 東京で働こう。
1) 不動産会社があなたを手助けするために知りたいこと(とその理由)
国の公式の「部屋探しのガイドブック」では、不動産会社が一般的に尋ねる事項として、氏名、職業、同居人、収入、日本語の能力、引越しの理由、保証人(英語)の有無などが挙げられています。
ほかの国の不動産市場に慣れていると、立ち入った質問に感じるかもしれません。しかし、これは「雑談」ではなく、事前の審査です。不動産会社は、実際には借りられない物件に皆が時間を無駄にしないよう努めているのです。
ですから、不動産会社が次のことをしやすいようにするのが目標です。
- 実際に申し込める物件とのマッチング
- 内見の日時の提案
- 速やかな申込み
2) 問い合わせる前の30秒チェックリスト
問い合わせを送る前に、次のことを書き出しておきましょう。
譲れない条件(多くても3〜5つ)
- 予算の上限(管理費・共益費を含む)
- エリアまたは駅(20か所ではなく、2〜5か所)
- 入居希望の時期(具体的な日付の範囲)
- 世帯(単身 / カップル / ご家族)
- 絶対に外せない条件(ペット、楽器など)
あなたの「審査用のまとめ」(一文で)
例:
「正社員で収入は安定しており、単身での入居、すぐに申込み可能、保証会社(英語)の利用も問題ありません。」
これが重要な理由:国土交通省のガイドブックでは、希望条件(駅、家賃、広さ、設備)をはっきり伝えることを勧めており、不動産会社に見せるための希望条件のシートを用意することも提案しています。
3) 最も早い進め方:候補リスト → 問い合わせ → 内見
この順番で進めれば、いつまでも物件を見続けることはなくなります。
ステップA:8〜12件の候補リストを作る
「お気に入り」の物件を1〜2件だけ送るのはやめましょう。候補リストを送ります。
物件はすぐに募集が終わり、空室状況も変わります。また、「一番良い」物件が、審査や入居時期の面で現実的でないこともあります。候補リストがあれば、勢いを保てます。
ステップB:リンクと必要な情報をまとめた、わかりやすいメッセージを1通送る
次の点がはっきりしていると、不動産会社からの返信が早くなります。
- 入居希望日
- 予算
- 世帯の状況
- 複数の物件のリンク
ステップC:内見をまとめて入れる(1日に3〜6件)
国土交通省のガイドブックでは、内見は無料ででき、内見して気に入らなければ申し込む必要はないと説明されています。
ですから、複数の内見を予約し、まとまった時間で比較しましょう。迷いが減り、決めやすくなります。
4) そのまま使える問い合わせテンプレート(丁寧な日本語版と簡単な日本語版)
これらのテンプレートはそのままお使いいただけます。かっこ内を埋めるだけです。
テンプレート1:最初の問い合わせ(どのような場面でも使える基本形)
件名:内見の依頼:入居 [日付の範囲]、予算 [X]円まで
お世話になります。
[エリア / 駅]で部屋を探しています。
- 入居希望:[日付の範囲]
- 予算:月[X]円まで(管理費込み)
- 職業:[職種 / 学生]
- 世帯:[1人 / 2人 / 家族]
- 備考:[保証会社(英語)の利用可 / ペットあり など]
気になっている物件は次のとおりです(8〜12件のリンク)。
- [link]
- [link]
- [link]
…
空室状況をご確認のうえ、内見可能な日時をご提案いただけますでしょうか。
あわせて、この条件に合う類似の物件もご紹介いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
[名前]
日本語(簡単な表現):
件名:内見希望(入居:[日付]、予算:¥[X]まで)
こんにちは。
[エリア/駅]で部屋を探しています。
- 入居希望: [日付]
- 予算:管理費込みで¥[X]/月まで
- 職業: [会社員 / 学生]
- 人数: [1人 / 2人 / 家族]
- 備考: [保証会社OK / ペット相談 など]
気になる物件リンク:
- [link]
- [link]
…
空室確認と内見可能日をご提案ください。
条件に近い物件も紹介してください。
よろしくお願いします。
[名前]
テンプレート2:「今週末に内見できます」(日程がすぐに決まりやすい)
お世話になります。
[曜日・時間帯]に内見が可能です。
希望条件:
- エリア・駅:[X]
- 予算:管理費込みで[X]円
- 入居時期:[日付の範囲]
次の物件のうち、空室のものをご確認いただき、条件に合うものの内見をご予約いただけますでしょうか。
[8〜12件のリンク]
よろしくお願いいたします。
[名前]
テンプレート3:「外国籍でも借りられるか」が心配な場合
お世話になります。
私は日本に住む外国籍の者で、申込みを受け付けていただけない物件に時間を費やすことは避けたいと考えております。
次の条件で、外国籍の入居者を受け入れてもらえる可能性が高く、保証会社の利用が可能な物件をご紹介いただけますでしょうか。
- [エリア / 駅]
- [予算]
- [入居希望の時期]
- [世帯]
よろしくお願いいたします。
[名前]
5) すぐに不動産会社に確認したいこと(思わぬ出費を防ぐために)
東京都の公式FAQでは、多くの賃貸物件で敷金(英語)、礼金(英語)、仲介手数料、保険料などの初期費用や、保証人・保証会社の手配が必要になると説明されています。 TOKYO CAREER GUIDE 東京で働こう。
ですから、部屋を気に入ってしまった後ではなく、早い段階で費用を明確にしましょう。
最初または2通目のメッセージで、次のことを確認しましょう。
- 月々の費用の合計(家賃+管理費・共益費)はいくらですか?
- 入居時の費用の合計(明細付き)はいくらですか?
- 保証会社の利用は必要ですか?どの会社ですか?
- 最短の入居日はいつですか?
- 1日に複数の内見をすることはできますか?
国土交通省のガイドブックでは、内見の当日に入居申込書の記入を求められることがあるため、不動産会社から本人確認書類(在留カードまたはパスポート)の提示を求められる場合があると説明されています。
6) 返信率を上げる小さなポイント(本当に大切です)
ささいなことに思えますが、効果があります。
- 「いつでも」ではなく、内見の候補時間を2〜3つ伝える。
- 具体的な予算の上限を伝える。不動産会社には、あなたにとっての「手頃」がいくらなのかはわかりません。
- メッセージは短く、しかし必要な情報はすべて入れる(気持ちより事実を)。
- 日本語があまり得意でない場合、国土交通省のガイドブックでは、日本語ができる人に同行してもらうことを勧めており、地域によっては不動産会社への同行支援サービスがあることも紹介されています。
もう一つ実用的な注意点があります。ポータルサイトの徒歩分数は「80m=1分」という業界のルールで計算されており、信号待ちの時間は含まれていません(SUUMOがわかりやすく説明しています)。
「徒歩5分」が重要な条件であれば、日程を決める前に地図で確認しましょう。

7) Affarahの役割(物件を探すのはポータルサイトで、手続きを進めるのはAffarahで)
物件はご自身で見つけることも十分にできます。難しいのは、「リンク」から「鍵」までたどり着くことです。
Affarahは次のことをお手伝いします。
- 候補リストを内見のスケジュールにする
- 実際の費用と条件を早い段階で確認する
- 何日も無駄にする前に、審査上のリスクを見つける
- 入居まで勢いを保つ